平成26年のはじめに

2014年01月06日

写真はイメージです。

明けましておめでとうございます。

平成26年の元旦を希望とともに迎えられた事と思います。
世の中は正邪・善悪の判断も複雑になり迷いを生ずる事も多々ありますが、
年が改まる事で新たな希望を持って前に進める気がするのは私だけではないと思います。

箱根病院は、病院開設から108年、小田原市風祭に居を構えて79年目の年明けを迎えました。
その間、廃兵院・傷兵院から療養所を経て病院への名称変更、傷病兵療養から脊髄損傷治療を経て
神経筋・難病医療への診療変遷など歴史の節目をいくつも越えてきました。


そして、本年は新病棟完成という施設・環境面の節目を迎えています。
現在の病棟から40年目の大きな変化です。

新しい療養環境を患者に提供し、職員の労働環境に快適さを加える。神経筋・難病医療センターとして一層誇れる医療内容の充実を図る。これらは、病院コンセプトである「命輝く、癒しの病院」の実現に寄与するでしょう。希望にあふれた年のスタートであります。

当院が担う医療は、従前からの筋ジストロフィーも含めて神経系難病の医療が中心ですが、難病に対する医療もまた歴史的変化の年を迎えている事は報道等でご存知の方も多いと思います。順調に難病医療法制化がなされた時、私たちは新たな制度の元で提供する医療・福祉の質を問われ始める事でしょう。

そして、職員は自己啓発・自己研鑽を積むことを迫られるはずです。いや、すでに職員のチャレンジが始まっています。 昨年創設された日本難病看護学会認定難病看護師制度で、当院から8名の「難病看護師」が誕生しています。
今、当院は「難病看護師」が日本一働いている病院です。

また、リハビリテーション科と看護課を中心に呼吸ケア研修の充実が図られ、新たに看護師1名が認定呼吸療法士を取得しました。 院内で実施される多職種への教育セミナーやハンズオン、院外研修への参加支援などは今年も継続されます。 各職場では独自のブランディングが行われ、箱根病院イノベーションチームの職員15人による3つのプロジェクトも検討が進んでいます。

一方で、病院が地域に開かれたものであることに変わりはありません。
箱根病院の伝統的診療科である整形外科外来や内科・泌尿器科診療は地域の皆様との大切な結びつきとして本年も継続して行く所存です。また、地域医療連携室へ専任看護師を配置し、地域の医療・福祉・障害関係機関との緊密な連携と共に当院と在宅医療のスムーズな連携が図れる体制を整えます。

今年も一人一人の職員が希望を持ちつつ団結して進む箱根病院でありたいと思います。
職員に一層の協力をお願いすると共に、当院をご支援いただく皆様から職員の活躍に対する熱い期待をお寄せ下さるようお願い申し上げます。

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