8月のイブニングセミナー「筋萎縮性側索硬化症」の理解に参加してきました。
今回は院長の小森先生による講義で、暑い中、たくさんのスタッフが出席していました。
筋萎縮性側索硬化症はALSとも呼ばれています。
私自身は箱根病院にくるまで「ALS」という病気について聞いたこともありませんでした。
今回のイブニングセミナーではALSの病気の成り立ち、症状や特徴について勉強しました。
ALSは運動神経が障害されて筋肉が萎縮する病気で、難病に指定されています。
ALSの患者さんは人口10万人あたり2~7人といわれているそうです。
最近の箱根病院ではではALSの診断から、長期療養の患者さんまで見かける機会が増えていると感じています。
心理的な問題 生きる意味をみつける
今回のセミナーのなかで、ALS患者さんの問題の一つとして 「心理的な問題 生きる意味をみつける」が挙げられていました。
また患者さんは常に心理的なサポートが必要であると。私自身もなんで生きてるんだろう、と思うことがあります。
結局答えはありませんが。何不自由なく生活している私でさえ生きる意味なんてわからないのに、
ALSの患者さんが生きる意味を見出すということはとても大変なことだろう、
まして自分がそれをサポートをできるとは思えない…、と思っていたら
「心理的なサポートにはテクニカルなアドバイスはできません、ただ目の前にいる患者さんから逃げずに真摯に向き合うことです」
「心理的なサポートはテクニックではなくて、その人の人間性があらわれる」
と小森先生からお話がありました。
その人の人間性があらわれる・・・・・・・・・・・
自分自身はどうなんだろうか?大丈夫だろうか・・・??
技術や知識は「仕事だから」とがんばることはできるけど・・・・・・・・・
これからも箱根病院で患者さんや周りのスタッフと一緒に人間力も磨いていかなければ、と強く感じました。