当院は、神経筋・難病の患者さんが主に入院します。そして、患者さんの多くは、呼吸機能や心機能に障害があります。ですので、心電図や呼吸状態を把握する為、常にナースステーション内にあるモニター画面に、たくさんの患者さんの状態が、波形と数値で映し出されています。
もちろん、スタッフが患者さんの状態を、目で見て手で触れて確かめる事が一番大切です。
しかし、夜勤で人手が少なくなる時間帯は、ナースステーションを離れる事も多く、モニター確認の為、患者さんの部屋とナースステーションの往復で、看護師はマラソン状態でした。 そこで、取り入れたのが「iPad」です。
「iPad」を夜勤者が持参できる数だけ準備し、患者さんの状態が映し出されるというシステムを取り入れました。 おかげで、ナースステーションを離れても、患者さんのモニター画面を常に見る事が出来て、看護師も安心して患者さんの部屋で処置に取り組む事が出来ます。
今は、ナースステーションを離れる時は「iPad持った?」の声が、看護師達の中で飛び交っています。
患者さんとの時間をより多く増やしていける為にも、「iPad」は私達看護師の強い味方として今日も活躍しています。