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神経筋疾患・難病専門研修

1.診療科(専門領域)

脳神経内科

2.研修コースと研修期間

4年コース(卒後3年目に研修開始)
3年コース(卒後4年目以降に研修開始)

3.募集人数

2名

4.コースの概略と目標

神経疾患の中で重要な分野である神経筋疾患や神経難病の医療は、一般病院の診療体制では充分に学ぶ事が出来ない。当院の研修は、筋ジストロフィー・末梢神経障害をはじめとする神経筋疾患や筋萎縮性側索硬化症・脊髄小脳変性症・パーキンソン病などの神経難病の医療をじっくりと腰を落ちつけて学ぶものである。これらの疾患の診断には、神経筋電気診断と筋病理診断・末梢神経病理診断は必須の検査であるが、研修を通してこれらの専門的技術を身につける。また、疾患の経過中に必要となる呼吸ケア、摂食・嚥下・栄養問題、感染症、頻度の高い合併症などを学び、地域連携も実践する。加えて、症例報告や臨床研究を通じて当該疾患の理解を一層深める。
さらに、脳血管障害を除いた多くの神経疾患(免疫性神経疾患、脊髄疾患、認知症、頭痛、てんかんなど)について外来・病棟・地域連携の症例を通して学ぶ。
研修期間中や研修修了後に内科認定医試験や脳神経内科専門医試験に合格することも大きな目標である。

5.指導体制

当院は日本神経学会教育施設である。
脳神経内科医師数 常勤6名 非常勤1名 合計7名
内科認定医7名 脳神経内科専門医7名 神経学会指導医4名
臨床神経生理学会筋電図・神経伝導部門認定医2名
臨床神経生理学会脳波部門認定医1名
研修責任者 小森 哲夫
研修責任者の診療科経験年数 34年

6.院外研修

当院で担当出来ない内科認定医、神経学会専門医受験に必要な研修については、関連諸施設との連携を図る。

7.年度別研修内容

4年コース

1年目
(卒後3年目)
2年目
(卒後4年目)
3年目
(卒後5年目)
4年目
(卒後6年目)
研修修了後
(卒後7年目)
外来 一般内科診療*1 脳神経内科外来診療 脳神経内科外来診療 脳神経内科外来診療
病棟 病棟担当医として診療 病棟担当医として診療 病棟担当医として診療 病棟担当医として診療
検査 神経筋電気診断補助
神経・筋生検見学
筋病理診断補助
神経筋電気診断実践
神経・筋生検補助
筋病理診断補助
神経筋電気診断実践
神経・筋生検実施
筋病理診断実践
神経筋電気診断実践
神経・筋生検実施
筋病理診断実践
受験 内科学会認定医試験 神経学会専門医試験
  • *1: 内科学会教育施設と連携

3年コース

1年目
(卒後4年目)
2年目
(卒後5年目)
3年目
(卒後6年目)
研修修了後
(卒後7年目)
外来 脳神経内科外来診療 脳神経内科外来診療 脳神経内科外来診療
病棟 病棟担当医として診療 病棟担当医として診療 病棟担当医として診療
検査 神経筋電気診断補助
神経・筋生検補助
筋病理診断補助
神経筋電気診断実践
神経・筋生検実施
筋病理診断補助
神経筋電気診断実践
神経・筋生検実施
筋病理診断実践
受験 神経学会専門医試験