1.患者様の入院生活環境を整え、自立を助ける。
2.患者様との信頼関係を築けるような看護をする。
3.筋・神経・骨・運動器疾患看護を研究し、看護ケアに活かす。
突然完治しない病名を診断されて、心を強く持ち続けられる人は少ない。そして発症してから時間と共に失われていく機能を受け入れながら生きていくということは、健常者の想像をはるかに超えた葛藤のうえの、強さと勇気がいるに違いない。病気・障害の受容に対する看護は、厳かに真摯な姿勢で患者に寄り添い、耳を傾けることが重要になる。そして患者への深い洞察力を持ち、人の弱さも強さも受け入れ、その人らしさを最大限に尊重することが求められる。それらに必要な技術と感性を磨くために、私たちは、事例を通し自己の看護を振り返り、倫理について学習している。そして最新の配慮をつくした心のケアを提供できるようになることを目指している。
障害で話ができなくなった患者は自分の思いが伝わらないもどかしさや辛さを味わう。 言語的コミュニケーション障害に対する看護は、ハイレベルな手段を持ち、患者からのメッセージを逃さず受け取り、相手の思いを理解することである。そのために患者の残存機能をフルに使い、アイコンタクト・文字盤・口唇などですばやく聞き取る会話術の達人看護師を育成している。
人工呼吸生着患者は身体的苦痛に加え、行動範囲の制限を余儀なくされる。食べること、寝ること、排泄すること、入浴すること、などの日常生活行動すらままならない。呼吸障害に対する看護は、最新の知識に基づく安全で安楽な呼吸管理の技術を駆使し、人工呼吸器装着患者のニードを限りなく満たすことのできる看護を目指している。